棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

施工データ
施工箇所 屋根漆喰
お悩み 漆喰の破片が落ちていて、割れているのも見える

新年あけましておめでとうございます。

埼玉県上尾市の屋根リフォーム専門店、新日本ペイントです。

昨年は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございました。

本年もお客様のご期待に応えられるよう力を尽くしてまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

本日は埼玉県上尾市のT様より棟の詰め直し工事のご依頼をいただきましたので、こちらの工事をご紹介いたします!

目次

棟の詰め直し工事 施工前|漆喰の劣化

棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

瓦屋根には漆喰が使われています。

漆喰は屋根や壁など昔から日本の建物に用いられている馴染み深い建材。

屋根の漆喰は棟に使われており、美観性を高めることや葺き土が流れないように雨水の侵入を防ぐ役割があります。

棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

こちらは施工前の漆喰です。

経年劣化で漆喰が割れてしまっており、ボロッと大きく剥がれてしまっているところもあります。

葺き土が露出してもすぐに雨漏りすることはありませんが、長い期間放っておくと葺き土が次第に流出し、瓦の崩落や雨漏りを招く恐れがあります。

棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

漆喰の耐用年数は20年程度です。

20年以降になると汚れやコケの付着、ひび割れ、剥落などの症状が出てきます。

屋根に発生する症状ですので、気がつきくいかもしれませんが、もし漆喰の欠片が落ちているのを見つけたらそのままにせずに専門業者に連絡して点検してもらうことをおすすめします。

新日本ペイントでは無料診断を行なっておりますので、屋根の状態が気になっていましたらお気軽にお声がけください。

屋根は雨や風、太陽光にさらされて劣化が進行しやすい場所です。

点検する時期は10年ほどが目安です!

棟の詰め直し工事 既存瓦の一時下ろしと木下地組み

棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

もともとの棟はのし瓦の上に冠瓦を積む納まりでしたが、今回は作りを変えます。

まずは既存瓦を下ろしてルーフィングの状態にしました。

ルーフィングとは屋根の防水紙のことです。

屋根防水の要ですので、もし劣化が進行して水が染み込む状態になっていましたら新しくルーフィングを敷き直す必要があります。

ルーフィングの耐用年数は20〜30年程度です。

ルーフィングの寿命がきている場合は、葺き直しや葺き替えをご検討していただくことになります。

葺き替えについてはこちらのページをご覧ください。

棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 
棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

瓦を下ろした部分に角材で下地を組んでいきます。

昔の瓦はケラバのみにしか釘留めされていません。

台風で発生する強風や地震などで瓦が崩れ落ちる被害があるため、いまではすべての瓦を釘留めするように義務付けがされました。

もし、昔の仕様のままでしたら、被害が出ないように瓦の補強工事をおすすめします。

棟の詰め直し工事 棟下地金物の取り付けと漆喰塗り

棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

瓦を復旧後に棟金物を取り付け、その上に冠瓦の下地用に角材を取り付けました。

棟下地の金物を取り付けることで葺き土を使用せずに納めることができます。

現在の瓦屋根の棟づくりは、土の流出などを考慮して土台に葺き土を使用しないのが一般的です。

棟の詰め直し工事|埼玉県上尾市 T様邸 

次に角材のまわりを隙間がないように漆喰を詰めます。

使用した漆喰は南蛮漆喰の「シルガード」です。

シルガードは通常の漆喰よりも耐久性が高い特徴があります。

葺き土の代わりとしても使用でき、通常の漆喰にシリコンや防水剤などを添加して防水性を高めています

シルガードには白と黒があり、こちらでは黒を使用しました。

今回はこの上に冠瓦を被せるため、漆喰を塗っている部分は外から見えなくなります。

もし、外観から漆喰が見える場合は、白を使用することが多いです。

棟の詰め直し工事 施工後 冠瓦の復旧

最後に冠瓦を復旧します。

冠瓦を先ほどの下地の上に載せて、下地にビス留めしました。

ビスは螺旋状に溝が掘られており、引き抜くくなっています。

固定強度が改善されておりますので、強風が吹いても飛ばされる心配がなく、しばらくは安心な仕上がりになっています。

すべての冠瓦を復旧させてビス留めしたら施工完了です。

今回はのし瓦がなくなりましたので、軽量化して建物への負担も軽減されました。

屋根は地震の揺れを軽減するために、なるべく軽いことが望ましいです。

瓦は重量のある屋根ですので、もし20年以降経っていましたら金属屋根など軽量屋根材に葺き替えるのもおすすめです。

瓦は耐久性が抜群に高く、50年以上保つとされています。

ですが、けっしてメンテナンスフリーではなく、漆喰や谷板金など経年劣化するものもあります

屋根は目視できる場所になく、劣化していても気がつかないまま放置されてしまっていることがよくあります。

劣化が進めば雨漏りのリスクを高めてしまうので、被害が出ないように10年ごとに屋根の状態を点検していただくことをおすすめします。

新日本ペイントでは屋根修理工事も承っております。

しばらく点検やメンテナンスをされていない方は、ぜひ当社におまかせください!

上尾市の屋根リフォーム専門店 新日本ペイント

“mu”

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