埼玉県上尾市 H様邸 パミールからスーパーガルテクトフッ素に葺き替え

みなさんこんにちは！

埼玉県上尾市の屋根リフォーム専門店、新日本ペイントです。

埼玉県上尾市のH様より屋根葺き替え工事のご依頼をいただきました。

屋根葺き替えとは既存屋根を解体し、新しく屋根を葺き直す工事です。

瓦の葺き直しに似ていますが、こちらは瓦を再利用する方法です。

もう一つ屋根を新しくする方法にカバー工法があります。

カバー工法は別名で重ね葺きとも呼ばれており、名前にある通り元々の屋根はそのままに、その上に新しく屋根を葺く工法です。

カバー工法は解体が最小限ですので、コストを抑えて屋根を新しくできます。

屋根カバー工法についてはこちらのページをご覧ください。

それではこちらの工事の施工事例をご紹介いたします！

既存屋根の解体｜屋根材はパミールでした

既存屋根を解体します。屋根材を剥がすとルーフィングがあります。ルーフィングは屋根から水が侵入するのを防ぐ大事な防水層です。二次防水にあたり、屋根材は一次防水になります。

屋根防水の要はルーフィングのところでして、ここが劣化して水が染み込むようになると雨漏りしてしまいます。ルーフィングの耐用年数は20〜30年あたりですので、このあたりで屋根の葺き替えやカバー工法をご検討ください。

屋根材はパミールでした。パミールは1996年から2008年にニチハにより製造販売されていたのンアスベストスレートです。以前のスレートはアスベストが含まれていましたが、2004年で1％以上のアスベストを含む製品の出荷が原則禁止になり、2006年には0.1%以上含有する製品の製造、輸入、使用が禁止されました。

パミールはのンアスベストスレートとあるようにアスベストを含んでおりません。ですが、現在のスレートと比べると非常に脆く、10年くらいでミルフィーユ状に剥がれる層間剥離を起こし、社会問題にまで発展しました。パミールは劣化が激しいため、塗装することができません。メンテナンスをするときは葺き替えまたはカバー工法で行っていただくことになります。

野地板の増し張りとルーフィング敷設

野地板の増し張り

ルーフィングを剥がすと下地材が出てきます。この下地材を野地板といいます。野地板はさらに下にある垂木を下地に釘留めしています。劣化が進んでいると合板や垂木が腐食していることがあります。

腐食や不具合が起きている場合は補修が必要です。こちらの工事では十分に強度が保たれtれいますので、このまま野地板を増し張りします。カバー工法ではこのように下地まで確認や補修ができませんので、長い目で見ると葺き替えのほうが安心です！

野地板は12mm厚の合板を張りました。施工マニュアルには野地板の厚みも指定されています。解体から野地板を張るまでは、バタンバタンと大きな音が響き、砂埃なども舞いやすいです。工事ではまわりに飛散しないように足場にメッシュシートを取り付けます。

ルーフィングの敷設

野地板を張ったらルーフィングを敷きます。ルーフィングは田島ルーフィング アスファルトルーフィングのPカラーを使用しました。ルーフィングは軒先から先に敷いていきます。

固定はホッチキスのようなタッカーで固定します。ルーフィングには重ね幅がありますので、こちらも施工マニュアルに従って敷設することが大事です。ここで施工ミスがあると雨漏りの原因となってしまうので注意が必要です。

水切りの取り付けと屋根材本体葺き スーパーガルテクト フッ素

水切りと棟板金下地の取り付け

ルーフィングを敷いたら水切りを取り付けます。水切りは軒先とケラバの2箇所があります。軒先側にあるのが軒先水切りまたは唐草と呼びます。ケラバはケラバ水切りと呼んでおり、これらは屋根から流れてくる雨水が内側に入り込まないように水を堰き止める役物です。

棟には棟板金がきますので、下地材を設置しました。棟板金は風に飛ばされる被害があり、とくに台風シーズンは要注意です。大きな部材ですので、被害がないように10年くらいを目安に点検とメンテナンスの実施をおすすめします。

屋根材本体葺き スーパーガルテクト フッ素

屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクト フッ素を使用しました。スーパーガルテクトは鋼板と断熱材を一体化したガルバリウム鋼板製の屋根材です。ガルバリウム鋼板は昔から使われているトタンよりも耐久性が高く、錆びにくい特徴があります。

スーパーガルテクト フッ素はガルバリウムの耐久性に加えて、遮熱効果と塗膜の高耐久性を実現します。屋根は太陽光の影響を受けやすく、表面温度が上がりやすいため、室内環境に影響を与えます。遮熱効果があることで、太陽光を効率よく反射して熱を溜めない構造になっています。

屋根材本体を葺いたら最後に棟板金を設置します。棟板金は通気ができる換気棟にしました。換気棟にすると小屋裏の環境が改善し、建物の老朽化を抑制します。小屋裏は屋根から伝わる熱がこもるところなので、換気対策してあると劣化を抑えることができます。

屋根葺き替え工事 施工後

軒先側には雪止めを設置しました。雪止めは屋根に積もる雪が滑り落ちてくるのを防ぐ金物です。

H様邸は下屋がありましたので、こちらもご一緒に工事をさせていただきました。下屋とは一番上から一段下がる屋根のことです。一番上の屋根は大屋根といいます。

屋根は建物の大事な構造体です。雨漏りの原因になりやすいところでもありますので、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。

H様邸のようにパミールなどの初期のノンアスベストスレートは劣化が激しく出ている傾向にあり、塗装すると施工不良を起こしてしまいます。メンテナンスは葺き替えやカバー工法で行う必要がありますので、工事をご依頼する際はちゃんと屋根材を見極められる業者をお選びください。

当店では屋根工事も承っております。診断は無料で実施しておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

上尾市の屋根リフォーム専門店　新日本ペイント

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