埼玉県上尾市 I様邸|屋根塗装+補修・外壁部分塗装・シーリング工事
施工箇所 | 屋根 外壁(窯業系外壁材のみ) 付帯部 |
---|---|
お悩み | 外壁と屋根が欠けている。継ぎ目の隙間や釘が抜けているところも心配。 |
使用塗料 | 屋根:ファイン4Fベスト 外壁:ハイパーユメロック |
みなさんこんにちは!
埼玉県上尾市のI様より塗装工事のご依頼をいただきました。
本日はこちらの工事をご紹介いたします!
施工前の屋根|既存スレートの劣化と棟板金の釘抜け
既存屋根はスレートでした。
スレートはセメントと繊維質でできている屋根材でして、現在の住宅に最も普及しています。
素材がセメントなため、防水性を保つために定期的に塗装が必要です。
既存屋根は経年劣化で塗装が摩耗しており、素地のセメントが露出していました。
一般的なスレートの厚みは5mmほどです。
よく見るとスレートが反り上がっているところがありました。
目視では中々わかりませんが、近づいてみると屋根は不具合が出ていることがよくあります。
すでに反ってしまっている状態を元に戻せませんが、支障がなければ現状維持になります。
屋根にはコケも発生していました。
コケというと湿気が多くてジメジメとしたところに生えるイメージを持つかもしれませんが、屋根も風に運ばれてきた胞子が付着して繁殖します。
塗装が摩耗していると保水するようになりますので、コケが全体に広がってしまいます。
表面が崩れてしまっているところも一部ありました。
劣化が進んで層間剥離を起こしている状態です。
今回の工事では損傷が激しいところを板金で補修しております。
2000年前後のスレートはアスベストが禁止されて、ノンアスベストスレートに移行する時期でした。
パミールやコロニアルNEO、セキスイからわUなどの初期のノンアスベストスレートは10年ほどで層間剥離を起こし、非常に脆い特徴があります。
こちらの屋根は該当しませんが、もし2000年前後のノンアスベストスレートでしたら劣化が激しくて塗装で対応することができませんので、葺き替え又は重ね葺き(カバー工法)をご検討することになります。
新日本ペイントでは屋根工事も承っておりますので、屋根工事のことでご不明な点などがありましたらお気軽にご相談ください。
屋根葺き替えと重ね葺きについてはこちらのページをご覧ください。
棟板金は釘が抜けかけているところがありました。
風のあおりや熱による膨張と収縮などが原因で釘が抜けてきます。
ここは風で棟板金が飛ばされる被害が発生しておりますので、とくに台風シーズンの7〜10月は注意してください。
屋根はなにも遮るものがなく、被害が出やすい場所です。
10年くらいすると劣化も進んでおりますので、このあたりで一度屋根の点検を実施ください。
当店では無料診断を行なっております。屋根の状態が気になっていましたら、ぜひ当店におまかせください!
破風板と外壁の劣化症状
破風板は屋根側面にある板材のことです(ケラバ側を破風板、軒先側を鼻隠しといいます)。
既存破風板や継ぎ目に隙間ができ、固定している釘も抜けかけていました。
I様邸の外壁は煉瓦をメインに部分的に窯業系の外壁材を使っているため、こちらは塗装を行います。
状態は釘が抜けているところや塗膜剥離、欠損、クラックなどが発生して劣化がかなり進んでしまっている状態でした。
継ぎ目のシーリングが剥離して隙間ができていました。
ちょっとした隙間に見えるかもしれませんが、雨が降るとそうとうな量が内部に流れ込みます。
外壁の劣化を早めるだけでなく、雨漏りのリスクも懸念されます。
シーリングは建物の防水性を保つ大事な役割がありますので、10年ほどを目安に新しく打ち直しください。
雨漏りは初動が大事です。少しでも疑わしい症状がありましたら早めにご連絡ください。当店では雨漏り修理も対応しております。詳しくはこちらのページをご覧ください。
外壁に触れると粉化物が付着しました。
これはチョーキング現象というものです。
チョーキング現象は塗膜が劣化して顔料が表面に浮き出ている状態ですので、塗り替えを知らせる大事なサインです。
外壁が色褪せるとチョーキングも同時に発生していることが多いですので、チョーキングが出ていないか実際に手に触れてみてください。
防水性を保つシーリング処理
破風板は隙間ができないようにシーリングを打設、釘のところは再度打ち込みしてから、釘穴から水が入らないようにシーリング処理しました。
塗装も行いますので、塗装できる変成タイプを使用しております。
欠損したスレートの板金補修と屋根塗装 ファイン4Fベスト仕上げ
損傷が大きなところは板金を覆って補修しました。
スレート補修では「差し替え」という方法もありますが、今回は他にもクラックが発生しておりましたので、差し替え時に補修範囲が広がる可能性があったため、補修範囲を最小限に抑えるために板金補修を採用しました。
屋根は勾配が急だったため、作業性を確保するために屋根足場を設置しました。
屋根塗料はセラミックを配合したフッ素塗料のファイン4Fベストをご提案いたしました。
屋根は雨や風、太陽の紫外線など過酷な環境にさらされているため、耐候性に優れいてる塗料で塗装していただくことをおすすめします。
外壁の部分塗装はロックペイントのハイパーユメロックを使用しました!
外壁の部分塗装ではロックペイントのハイパーユメロックを使用しましhた。
こちらはコストパフォーマンスに優れるシリコン樹脂塗料です。
低汚染性の効果を発揮し、外壁に付着したゴミや埃は雨水などで洗い流すセルフクリーニング機能があります。
ラジカル制御技術により高い耐候性を発揮して塗膜の劣化を抑制します。
屋根塗装・外壁塗装工事 施工後
塗装の摩耗は建物の美観性の低下の他に外壁材などの部材そのものの状態を悪くさせます。
すぐに雨漏りするというわけではありませんが、損傷が大きいと補修も必要です。
また、外壁が煉瓦だと塗装が摩耗したところから水が回り込む可能性があり、それが雨漏りを引き起こす原因になります。
雨漏りしてからでは遅いですから、建物の状態を保つためにも定期的に塗装を行うことが大切です。
こちらの工事では耐候性に優れる屋根塗料を採用し、全体的なシーリング処理を行なっているため、これからも長くご使用いただける状態に仕上がっております。
工事後のサポート体制もバッチリですので、これからのこともご安心ください!
この度は工事のご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。
“mu”