棟部分からの雨漏りを色水で特定!屋根裏までしっかり確認した雨漏り調査事例上尾市・桶川市・伊奈町の屋根工事・雨漏り修理は㈱新日本ペイントへ


「天井にシミが出てきた」「強い雨のときだけポタポタ音がする」──
今回ご相談いただいたお客様も、そんな“気になるサイン”から雨漏り調査のご依頼をいただきました。
屋根の状態をまずは目視でチェック
まずは屋根の上に上がり、全体の状態を確認しました。
今回の建物はスレート屋根で、棟部分(屋根のてっぺん)に板金が取り付けられています。
一見すると大きな割れや欠けはありませんが、
- 棟板金まわりの納まり
- 壁際との取り合い部分
- 勾配の変わる箇所
など、雨が集まりやすいポイントがいくつかありました。
色水を使った雨漏り調査(散水調査)
次に、原因箇所をより正確に特定するため、色水を使った雨漏り調査を行いました。
蛍光剤入りの水を棟部分や怪しいと考えられるところに流し、屋根裏側でどのように伝わってくるかを確認します。
写真のように、屋根の棟に沿ってホースを設置し、実際の雨と同じようにゆっくりと散水していきます。
同時に、室内側では天井裏に入り、野地板(屋根の下地板)や梁に水の跡が出てこないかをライトでチェックします。




色水をホースの水と混ぜて散水


棟と瓦の間から検査


屋根裏から水の侵入を確認、ブラックライトで光を当ててみると発光している


赤色の色水で散水


棟のつなぎ目から散水


棟のつなぎ目はコーキング劣化が進んでいたため、この箇所も散水してみました。


棟のつなぎ目箇所からも水の侵入を確認。
屋根裏で色水の侵入を確認
散水を続けていくと、野地板の継ぎ目から黄緑色と赤色の色水がしみ出している様子がはっきり確認できました。
その水が梁の上を伝い、木部を濡らしている状態です。
- 野地板が濃く変色している部分 → これまでの雨漏りで濡れてきた跡
- その上を流れる蛍光色の水 → 実際の雨水と同じルートを再現したもの
となっており、雨水の侵入経路が特定できた瞬間です。
調査結果と今後の修繕方法
今回の調査から、
- 棟まわり、もしくはその近くの板金・下地部分に不具合がある
- 雨水が野地板の継ぎ目から屋根裏へ回り込んでいる
ということが分かりました。
このあと、棟板金やその下の貫板・防水シートの状態を確認し、
- 棟板金のやり替え
- 防水シートの補修
- 必要に応じて下地木部の交換・補強
といった内容で、雨漏りを根本から改善するご提案をさせていただきます。




雨漏りは「原因の特定」がいちばん大事です
雨漏りは、見えるところだけコーキングで塞いでも、一時的に止まったように見えるだけで、すぐに再発してしまうケースも少なくありません。
今回のように、
- 屋根の上からの目視点検
- 色水や散水を使った雨漏り調査
- 屋根裏側からの確認
を組み合わせることで、初めて本当の原因が見えてきます。
天井のシミやカビ・クロスの浮きなど、少しでも気になる症状があれば、早めの点検がおすすめです。
上尾市・桶川市・伊奈町周辺での雨漏り調査・屋根点検・屋根リフォームは、ぜひお気軽に㈱新日本ペイントまでご相談ください。
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